『寂しい生活』

稲垣えみ子さんの寂しい生活を読みました。

講演会か何かに、行政から呼ばれて行ったら、担当の方が稲垣さんご本人の本を持っていて、見たら図書館の本だったのでショックを受けた・・・という感じのコラムが炎上したのだと・・・。
すみません、私も図書館で借りました。(というか、最近はかなりの図書館派です)

たまたま返却してすぐの棚だか、新着の棚にあったと思いますが、ふと手に取ってなんとなく借りた感じ。
その時点では私の知らない方だったので、仮に本屋さんで見たとしても買わなかったと思います。

しかし、読んでみてかなりの衝撃を受けました。

東日本大震災での福島の原発事故を目の当たりにしてから始めた節電・・・というか家電を手放す生活。
でも、手放して行くにつれて、逆に充実した生活を送れてる・・・みたいな。

うろ覚えですが、ざっと書くと以下のような感じ。

冷蔵庫を手放したら、欲が無くなりダイエットにつながった。食品ロスもなくなった。天然の太陽光の恵みを受けられるようになった。
冷暖房を手放したら、自然の移ろいに気づくようになり、寒さ暑さに耐えられるようになった。
お風呂を手放したら、銭湯で身体の芯まで温まる入浴と、人とのコミュニケーションの場を得た。
洗濯機を手放したら、嗅覚が鍛えられた。
掃除機を手放したら、こまめに掃除するようになって掃除が好きになった。
物を減らしたら、素敵なおうちに安く住めるようになった。

なんか、私が書いても全く魅力的に感じないかもしれませんが、本を読むととにかくすごいんです!
100年前は当たり前だったことが、今はあることが当たり前になり過ぎて、無くすのが怖すぎて・・・
でも、なくしたら、人間本来の豊かな生活を送れるようになった、みたいな。

冷蔵庫が巨大化してから、人はどんどん「いつか」の食べ物をためこむようになった。
企業は食べきれない量の物をどんどん作るようになった。
なんか読んでて、人間の目指す豊かな生活ってなんなんだろうなぁ・・・って思わされました。

便利になるためにいろいろなものを進化させてきたけど、人間自体は退化して・・・みたいな。
そして、実際に便利にはなったけど、果たして、女性は家事から解放されているのか?とか。
面倒だと思ってやっていることが、実は生きるということ。
そうか、生きるのはめんどくさいんだ、と思えば、なんか日々の雑用も意味があるもののように思えてきて、少しストレスが減る気がしました。

断捨離の根本的なところに気づかされたというか、うまく言えないけど、本当に衝撃を受けました。
同じ生活はムリだし、家族にわかってもらうのも難しいかもしれませんが、少しずつ変えていきたいと思いました。

タイトルとは全然違って、全然寂しくない生活。
来年、取り入れられるところから取り入れていこうと思います。

なんだか、仕事も辞めたという話でそちらも本を出されている様子。
すかさず図書館で予約していたのが届いたので、冬休み期間に読みたいと思います。

あっという間に今年も終わり。
ブログ読んでいただきありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。